情熱のシンガーソングライター「加藤直樹」

熱い情熱がほとばしる、大型シンガーソングライター。圧倒的な迫力で迫るぞ。

コレを読め!【その一】

え~続くかどうかわからんけど不定期に「読め」だの「見ろ」だのやってみようかと・・・
まず「読め」第一回は
「サンクチュアリ」 全12巻
原作:史村翔 作画:池上遼一
100216_0657~01.jpg
1990年代前半の作品です。
通しで読むのは3回目くらいかなぁ。
ジャンル分けするとヤクザものに分類されるのかもしれないが、断じてそんな単純なもんではない。
いわば現代大河だね。
とにかく毎回涙してしまう。
主人公は、極道、北条彰と政治家、浅見千秋。
少年時代カンボジアでの戦乱を共にくぐり抜け、日本へ帰国した北条彰と浅見千秋の二人が、日本の腐敗した政治体制を、表と裏の世界から変革する。
二人が表と裏の役割を決めたのは高校の屋上でのジャンケンだった。
自分たちが描いた理想に少しずつ近づいていく彼らだったが、そこにはせつない運命が・・・
この二人の主人公がとにかく頭がよくて、かつ友情に熱い。
敵対する人物達すら彼らは惹きつけてしまう。
なぜなら彼らの動機には私欲がないから。
常に「志」に従って動いている。
それがブレないんだよね。ずっと。
そりゃぁ敵も惚れるわ。
二人をつなぐ強い信頼関係も胸をうつんよ。
命をかけた信頼関係よ。
また登場人物がそれぞれ人間臭く無駄がない。
そしてリアル・・・な感じがする。
ヤクザ社会と政治家社会の現実を俺よー知らんからね。
ただ安めのストーリーに有りがちな非現実感はこの作品にはない。
悲しい出来事は容赦なく起きる。
そしてふんわりした草食系男子など存在しない。
超肉食。そりゃーもー。
とにかく「生きる」ってことをもう一度考え直してしまう作品なのです。
一度は読んでもらいたい作品ですな。

最新のコメント